県南で唯一のスケート・ボード・チーム「TSC」をピックアップした『巷の第七世代』が公開!彼らの活動が意図するものとは

津久見市、佐伯市、臼杵市のスケーターたちが居場所を求めて自然発生的に集結

佐伯市は大手前公園でも、スケート・ボードを走らせる若者たちで賑わっていた時期がある。が、いつの間にか姿を見なくなった。現在、彼らは警察からの勧告を受けて、わざわざ津久見市まで足を運んでいるという。そこでは、1年ほど前から県南のスケーターたちが居場所を求めて自然発生的に集まり、小さいながらもチームを組織し始めていた。名は「TSC(津久見滑板倶楽部)」。太平洋セメント工場の向かいにあるこの空き地が、県南のスケーターたちにとっては最後の聖域だ。

「自分の力でパークを作れたら、最高」

スケート・ボードは、世界的にはスポーツとして、文化としても認知されて久しいが、まだ日本の、とりわけ地方においては理解が追い付いていないのが現実だ。とはいえ、こういったストリート・カルチャーは、そもそもの出生として既存社会の外側に位置するものである。世間の不理解とは、切っても切り離せない。この場所も、そのうち利用できなくなるかもしれない。

それでも、県南の三市で組織されたおそらく初めてのスケート・ボード・チーム「TSC」は、この地域において「スケート・ボード」という文化を根付かせることが出来るのではないだろうか?今までは各々静かに活動を続けてきたスケーターたちが、半ば必然的に集まってチームとして動き始めたのだ。これには何かしらの理由があるだろうし、そうでないと意味がない。まだ、彼らの物語は始まったばかりだ。今後の動向を末長く期待したい。

津久見滑板倶楽部(https://www.instagram.com/tsc_skate/):津久見市を中心に、佐伯市、臼杵市のスケーターで組織されたスケート・ボード・チーム。集合場所は、ドラッグセイムス津久見店裏にて。

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