A DAY IN THE SAIKI 第四回「2022年の備忘録」

2022年、夏から秋にかけての備忘録

8月17日

小栗栖さんが企てた「トコナツPANDAふぇす」は、今まで佐伯市で参加したあらゆるパーティーでいちばん楽しかった。演者はもちろん、観客もそれぞれの理由を勝手に持ち込んで来てて、ある瞬間にそのすべてが発露したと思う。明日にはどうでも良くなってることについて、泣いたり笑ったり、緊張したり喧嘩したりしながら夜更を待った。

8月20日

一ヶ月前から取材してる津久見市の「扇子踊り大会」の当日。特に気張るわけでもなく、当たり前のように平然と伝統が継承されている様が良かった。

8月27日

「Taco Night」は、なぜ始まったのか詳しくは覚えてない。とにかくマドちゃんが「イベントをやりたい」と言い出したんだと思う。夕方から深夜2時まで、流石に最後はヘロヘロになりながら、入れ替わりに多くの友達が来てくれて嬉しかった。

9月5日

中村さんの作る学生寮が、ようやく形になりつつある。この日はケータさんと手伝いに行って、壁に漆喰を塗った。学生寮の構想はずっと前から聞いてきたけど、紆余曲折あって、やっと完成する。最初は心配でしょうがなかった。でも、ある時に「あー、何がどうなってもやりたいんだな」と感じて、応援するしかなくなった。

彼女がその気になったら、自然と物事が動き始める。僕たちは自身の仕事に甚大な影響を及ぼしながら、日替わりで手伝いに行った。そういえば、林太郎が管理する高平キャンプ場の改修作業も、全く同じ流れで手伝ったのを思い出す。その時はシュートさんが号令をかけた。

9月17日

出店予定だった、津久見市役所の今山が主催するイベント「えこう市」が台風で中止になったため、第二回目の「Taco Night」をニューメキシコでやった。今山のチーム「イリノベ倶楽部」や、県南のスケーター・チーム「津久見滑板倶楽部」も来てくれて、新しい何かの発芽を感じたけど、別に何もなくて良い。月に一度のペースでゆるく続けていきたい。

9月18日

前日の疲れを引きずってて、とにかく寝た。どちらにせよ台風で外出できないので、昼過ぎに届いた『ファスト教養』を読む。僕がこの何年か、ずっと違和感を感じて向き合ってきた問題の一端を分析してて、とても興味深かった。その諸問題については今までも散々言ってきたし、そのせいで傷付いた事や、傷付けてしまった事も一度や二度じゃない。もう疲れ果てたから半ば諦めてるんだけど、このままでは良くないことくらいは分かってる。

9月27日

廣瀬くんと山本くんが企画・運営した「日韓フェス」が1万人以上を動員したことについて(桜ホールの最多動員数を更新した)僕たちはちゃんと考えるべきだと思う。年間を通して数多のイベントが実地されてるけど、ここまでちゃんと考えられたものが幾つあるでしょうか。彼らの苦労と、その裏にある「想い」の深度は想像に容易い。

10月15日

ごっちゃん(≒佐伯の両津勘吉)主催の「大感謝祭」。これは、さんかくワサビの周年と合わせて10月生まれの友達が祝われる合同誕生日会で、30分毎に主役が変わる。シュートさんと林太郎が気合を入れて料理してたのが面白かった。

二次会は、フィリピン・パブの「マブハイ」。29日に桜ホールである「ワールド・フェスタ」という国際交流イベントをお手伝いする流れになってて、出店願いの相談もあって初来店した。『otso otso』という名曲を知れて良かった。当日はどこかのタイミングでこれを歌いたいなー!日本語訳の歌詞が素晴らしいんだ。

10月23日

船頭町市で、Jの写真を購入した。気に入ってる。

10月27日

魔界フェスの打ち合わせ@coffee5、今年も大袈裟にバカバカしくなる。本当に来てほしいです。夜は各地のフッド・スターが集結する。こんなのが佐伯市で見られる機会はもう二度とないと断言できる、その界隈では有名なアーティストによるお祭りっす。何卒!

written by 工藤智之:映像制作事務所「TMOVE」代表というか個人事業主です。

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