はじめまして。
5chan(ゴッチャン)と申します。
普段は佐伯市役所で公務員の仕事をしながら、アフター5では空き家を購入してリノベーションしたり、空き家、空き店舗を使ったまちづくりを行なっています。
このローカルメディアができて、誘っていただいたので、今まで言葉にできていなかったことや、やってきたことをゆっくりですが文章にして残して行こうと思います。
一番初め何を書こうか、悩んだんですが。
まずは、僕の中の「さいき」について書いていこうと思います。
今もそうなんですが、僕は佐伯が好きです。
いつから佐伯が好きだと自覚しただろうと、思い返すと高校生の時はすでに佐伯が好きと口にしてた気がする。
進学が決まり、県外に行き更に佐伯が好きだと思うようになりました。
が!
佐伯に就職が決まり戻ってきた時の衝撃はすごくて。
一度、外に出て煌びやかな世界を見て、戻ってきた佐伯はやることがなかった。
やることがないどころか。
夜も、暗いし。
都会のようなものは何もなかった。
佐伯が好きで戻ってきたはずなのに。
帰ってきて佐伯での生活に直面した時、正直このまち本当に何もないまちだ…と思ったのを今でも覚えている。
しかし、そこからまた佐伯への想いが高まっていったんですが、その数々の話はこれからこのgood mood voidにて記事にしていこうと思います。
今回のテーマ「This is Saiki」
これが佐伯だよねーと思うことが3つあってそれを紹介したいと思います。
【①なければ創れる】
確かに、都会にあるようなものはないです。
アメリカ育ちのコーヒーショップもない。
ちなみに今もないんですが、僕たちは佐伯で満足のいく暮らしを送れている。
それは必要な時にはそれ以上のものが創れているからだと思う。
佐伯の喫茶店で焙煎された新鮮な豆を買い、渓谷の中で過ごすティータイムができたり。
空き家の庭で地元のお酒や料理を楽しみながらアイリッシュミュージックを奏でる音楽会なんてのもできる。
僕たちの周りでは生活のDIYが頻繁に行われていて。
カフェや雑貨を売るお店があったらいいなと思えば、まずやってみる。
イベントでやってみてそれが実際にお店になっていったりということが起きてきている。
必要なものは大体創ることができるのはこのまちの特徴だと思う。
【②豊かな資源】
①で言ったように必要な時に創ることができるのは素材や場所があるからこそ。
海、山、川、本当豊かな自然に囲まれ、美味しいものに囲まれたまち。
良いものだけでなく社会問題と言われている、空き家・空き店舗だったり、空き地までもちょっと見る角度変えるだけで佐伯を創っていく資源になる。
時をかけ育ってきた建物はなんともセクシーだ。新築では出せない味がある。
近年では地域おこし協力隊や移住者、外からの人たちがまた佐伯を面白くしている。人という資源にも恵まれてきた。
佐伯は素材のパラダイスだということに気付かされる。
【③おいしい】
最近、まちづくり界隈では佐伯が面白いと言われてきていて。
それは、①②で説明した佐伯の生活を面白おかしく発信している人たちの存在がある。
その情報をインターネットでキャッチした人たちが佐伯に来る。
そして僕たちと交流をはかり、まち歩きをした最後にトドメを刺すのが佐伯の食だ。
素材、調理方法、勉強熱心な料理人がいてからこそできる佐伯の飯は来た人の胃袋を掴んで離さない!
観光本には載っていないローカルな場所へ案内するんですが、そこでお客さんとお店の人との交流がこれまたいい。カウンターがあるお店なら是非カウンターに座っていろいろと話を聞きながら食事を楽しんでもらいたい。
まだまだこれだけでは佐伯は語り尽くせないが、昔は田舎でなにもないと思っていたまちが人の繋がりができるたび面白いことが増えていって、今では最高に楽しくて仕方がない場所になっている。